夏目漱石『夢十夜』を形態素解析とマルコフ連鎖で再構成するスクリプトです。リロードするたび文章は変わります。


第411夜


こんな夢を見た。

隣の広間の床に据えてある置時計が次の刻を打つまでには、苔の生えた丸い石を眺めていた細長い一輪の蕾が、ふっくらと弁を開いた。

父はそれきり帰って来て、新しい枝をたくさん火の中へ這入り出した。自分は積んである薪を片っ端から彫って見たが、やがて、「なぜ」と問い返した。

ところへ忽然隣座敷の時計がチーンと鳴り始めた。

真中を右の手で座蒲団を捲って、右を差し込んで見ると、思った所に、ちゃんとあった。