夏目漱石『夢十夜』を形態素解析とマルコフ連鎖で再構成するスクリプトです。リロードするたび文章は変わります。


第2555夜


こんな夢を見た。

ところが見ているものは、みんな自分と同じく、明治の人間である。けれども、もう遅い。自分は積んである薪を片っ端から彫って見たが、やがて、「なぜ」と問い返した。

襖の画は蕪村の筆である。鏡には自分の敵である。

立膝をしたまま、篝火を眺めていたら、一人の異人が来て、新しい枝をたくさん火の中へ這入り出した。

そうに見張ったたまま、やっぱり静かな声で、もう死にますと判然云った。

ある時自分は、船の男はからからと笑った。そうして和尚の首と悟りと引替にしてやる。悟らなければならない。



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