夏目漱石『夢十夜』を形態素解析とマルコフ連鎖で再構成するスクリプトです。リロードするたび文章は変わります。


第459夜


こんな夢を見た。

家のうちは森としていた。弓は藤蔓の太いのをそのまま用いたように、斜に切って行って、上になるほど幅を広く屋根まで突出しているのはなかった。

それでもまだ篝のある所まで来られない。しばらくすると二股になった。心の底からよせばよかったと思った。ところへ裏の筧から手桶に水を汲んで来た神さんが、なに、あれは眉や鼻ができるものだなとこの時始めて彫刻とはそんなものかと思い出した。

或時サローンに這入ったら派手な衣裳を着た若い女が向うむきになって、洋琴を弾いていた細長い一輪の蕾が、ふっくらと弁を開いた。

庄太郎が女に攫われてから七日目の晩に、この杉の根の処だ 。



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