夏目漱石『夢十夜』を形態素解析とマルコフ連鎖で再構成するスクリプトです。リロードするたび文章は変わります。


第2356夜


こんな夢を見た。

運慶の方では不思議とも奇体ともとんと感じ得ない様子で一生懸命に彫っている。

庄太郎が女に攫われてから七日目の晩に、この杉の根の処だ 。

船が毎日毎夜すこしの絶間なく黒い煙を吐いて波を切って行く事だけはわかる。自分は右の手をすぐ短刀にかけた箱の中の蛇を見せるだろうと思って、蘆の鳴る所に立っているに相違ない。

運慶が今日まで生きているのを、鑿と槌の使い方を見たまえ。大自在の妙境に達していると云った男がある。

しばらく自分を見ていた一人の若い男が、自分の方を見ると、自分より先にもう大勢集まって、殺気を一点に籠めている。



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